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「 かたわらに寄り添う親戚のお兄さん 」
株式会社ジョイゾーさんへ
かたわらが提供しているサービス
「世界の隅々まで、エンジニアリングの楽しさを届ける。」
をビジョンに、kintoneを活用した定額制対面開発
「システム39」を通じ、お客様の課題解決と向き合い
システム開発を行っている『株式会社ジョイゾー』。
代表取締役社長 四宮 靖隆さんとの対談の中で、
社員との1on1をかたわらに支援を依頼するまでの経緯や
導入後の変化について伺いました。
・1on1面談(毎月・ほぼ全社員) ・オーダーメイド研修
株式会社 かたわら
佐藤 彰悟
株式会社 ジョイゾー
代表取締役社長
四宮 靖隆さん

「世界の隅々まで、エンジニアリングの楽しさを届ける。」をビジョンに、
kintoneを活用した定額制対面開発「システム39」を通じ、
お客様の課題解決と向き合いシステム開発を行っている『株式会社ジョイゾー』。
代表取締役社長 四宮 靖隆さんとの対談の中で、
社員との1on1をかたわらに支援を依頼するまでの経緯や導入後の変化について伺いました。
株式会社ジョイゾーさんへかたわらが提供しているサービス
・1on1面談(毎月・ほぼ全社員) ・オーダーメイド研修
— ジョイゾーさんがかたわらを知ったきっかけを教えてください。
佐藤:副社長の琴絵さんと出会ったのがきっかけです。僕が事務局長をやっている「えぞ財団」に立ち上げ初期から琴絵さんが参加してくださっていたので、2020年の後半からの付き合いになりますね。
四宮社長:「すごい壁打ち相手がいるんだ」と話していたのを覚えています。実際に彰悟さんと初めて会うのはもう少し後ですが、会う前から存在を知ってました。
— 実際に四宮社長が初めて彰悟さんに対面したのは?
四宮社長:2021年に著書を出版したときです。えぞ財団で著者イベントを開催していただいた際に初めて名刺交換しました。
佐藤:あの時は本当にご挨拶程度でしたよね。
— 彰悟さんの第一印象は?
四宮社長:僕は結構人見知りなんですが、とても話しやすい方だなと思いました。当時は複業で人事をされているという話も聞いていたのですが、そういったビジネスチックな話は全然しなかったです。
— かたわらの伴走支援に関心を持つようになったきっかけは?
四宮社長:やはり彰悟さん個人の人柄はあると思いますよ。当時ビジネスの話をするわけでもなく一緒に飲みに行くような仲でしたが、本当に相談しやすくて。次第に、社内で感じていた1on1への取り組み方の改革を彰悟さんに手伝って欲しいと思うようになりました。
佐藤:1on1を担当する前に、「レジリエンス研修」の講師からお手伝いさせていただくようになりました。当時は北海道での地域コミュニティ関連のイベントに参加してくださっていた社員たちとは少し面識があったものの、まだ社内の方全員とはお会いできていない状態でした。1on1を担当する前に、社員の方々を知る期間があったことはよかったと思っています。

— レジリエンス研修を経て1on1も担当するように。導入当時ジョイゾーさんが抱えていた課題とは?
四宮社長:弊社では1on1を非常に大切にしていて、副社長がこれまで社員全員と定期的に時間を作って雑談ベースで実施していました。しかし組織規模の拡大に伴って、1人では限界も感じていて。誰が何をやるのか再設計しないといけないと悩んでいました。
佐藤:相談いただいたとき、「会社の文化として1on1を削る選択肢はない」とはっきりおっしゃっていましたよね。とても記憶に残っています。
四宮社長:誰に相談しようかと思ったときに頭に浮かんだのは彰悟さんでした。初めて出会ったときは、まだかたわらのサービスを完璧にはイメージできていなかった。ですが、このとき「彰悟さんがやっていることってこういうことなのかも」って思えたんです。
— ジョイゾーさんから1on1の相談を受けたとき印象的だったことありますか?
佐藤:ジョイゾーさんは、特定の人物を抜粋して1on1するのではなく、みんなに対して提供することを本当に大切にしているんですよ。1on1の時間を大切にしていて、簡単にやめるわけにはいかないから悩んでいるんだなと強く感じました。どんなに忙しくなっても疎かにしたくないと思うほどに、社員一人ひとりを大切に思っていることが伝わってきました。

— それほど大事なものを外部に依頼するとなると、ためらいもあったのでは?
四宮社長:そうですね、とても慎重に検討しました。1on1を行う意味を考えたときに、外部の人にお願いすることはやり方として正しいのか、効果が期待できるのだろうかと、時間をかけて考えました。ただ、そこでもかたわら社の姿勢が決断の安心材料になったんですよね。
佐藤:あくまで1on1をサービスにしているのではなく、あくまで「組織創り」の一環として提供できるというスタイルでいることですかね。
四宮社長:そうです。中小企業の経営者は、特に組織創りに対して外部に委託するのは不安だと思います。いわば会社の心臓部分ですから。優秀な人を採用したいとか採用した社員に育ってもらいたいとか……。彰悟さんほど信頼できる人でなければ、外部にお願いするのは決断できないと思います。
— かたわら社の1on1で魅力に感じる点はどういった点でしょうか?
四宮社長:社員からも「話しやすい」という声は非常に多いです。1on1だけの視座ではなく、組織として「なぜこの取り組みが必要なのか」を常に考えて向き合ってくれるところも心強いポイント。
佐藤:僕が社外の人間だからこそ、取り組みの必要性や会社としてのメッセージの意味を納得して受け取ってもらいやすい側面もあると日々感じています。
四宮社長:弊社では「楽しむ」というのを大切にしているのですが、組織の人数が増えてくるほど、「楽しい」の解釈は増えてきます。例えば異なった解釈で「楽をする」となってしまうことだって起こり得る。
佐藤:「いやいや、そうじゃない」ってことはどうしても起きてしまいますよね。
四宮社長:こういった異なった解釈に対して、社長や経営陣から発信するとかなり強いメッセージとして社員に伝わってしまい、望まない離職というリスクにもなりかねません。しかし、彰悟さんのような経営に関わっていない社外の人が弊社の考え方やビジョンを丁寧に理解した上で、「それはこう考えているのではないかな」と伝えていただけるのもありがたいです。
佐藤:今の時代、いかに望まない離職を出さないようにするかを考えることが重要だと僕は考えていて。そのためには離職という「出口」をいかに狭くしていくかがポイントになるのですが、その手段の一つが1on1。僕が人事領域で大切にしている価値観と、ジョイゾーさんが大切にしている文化がマッチしたのも大きいと思います。

— なるほど。それは社内のメンバーではなかなか担えない立場ですね。
四宮社長:社長や経営陣を親と例えるなら、彰悟さんは親戚のお兄さん的な感じ(笑)。親から言われてもうまく響かなくても、親戚のお兄さんに「その気持ちわかるよ」と共感してもらいつつ、諭されると「確かに。頑張ってみようかな」と思えるみたいな。
— かたわらの1on1を取り入れてから半年。変化についても教えてください。
四宮社長:みんな1on1を楽しみにしている感じが伝わってきています。彰悟さんをみんなが頼りにしているのかなと思います。弊社は役職関係なく距離は近いものの、どうしても「社長には言いにくい」と感じることは少なからずあるはずです。実際社員からも言われたんですが、「社長には思っても言えなかったことを彰悟さんに話せました!」という声もあるほど。
佐藤:それを社長に言える関係性というのがすごいですけどね(笑)。
四宮社長:この状態こそ一番望んでいたものなんですよ。1on1を大切にしている目的も達成できていると感じています。それだけでなく、社員の成長スピードがさらに上がってきているところです。
— 彰悟さんは1on1をしていて社員の変化を感じますか?
佐藤:僕から1on1の活用方法を示したわけではないのですが、回数を重ねるうちに自然と壁打ちできる人が増えてきました。「今こういう状況で、仕事の進め方に迷いがある」と僕との時間を、セカンドオピニオン的に確認する時間として活用してもらえているのは嬉しいですね。
四宮社長:会社としても、何かを決める時には「何のために行うのか」と、目的はしっかり伝えるようにしていて、その上で判断や手段は本人に任せています。しかし、若い社員は経験も少ないので、いきなり判断しなさいというのはもちろん難しいものです。だからこそ、こうした1on1の場を通じて判断力を磨いていけるのも良いですね。
— 彰悟さんは1on1をしていて社員の変化を感じますか?
四宮社長:新卒採用の部分の支援をお願いしたいと考えています。新卒採用はこれまで5年やってきました。本当にいいメンバーと出会ってこれた一方で、我流な部分も多く今後採用の間口を広げていくために、人事のプロである彰悟さんからさらにアドバイスをもらいながら進めていきたいです。これまでの1on1や研修を通じてジョイゾーのカルチャーを理解し、大切に想っているからこその提案も早速いただいてます。

— 今後もますます楽しみですね!採用以外の面ではいかがですか?
四宮社長:特に中小企業は、今後ますます人材不足の問題を真剣に考えていかなくてはならないと考えてます。生成AIで人を雇わず、業務効率できるところもあるとは思いますが、やはり会社は人でできている。人が入ってくるからこそ良い刺激も悪い刺激もあって、会社の血は巡っていくんだと考えています。会社にとっても社員にとっても「合っている」と思える状態をこれからも大切にする上で、サポートをお願いしたいですね。
佐藤:引き続きジョイゾーさんにとって「よき相談相手」でいたいです。
四宮社長:会社がこれから先も柔軟に対応していくためには、かたわらのように外側からみてくれる人は欠かせませんよ!
— では最後に、かたわら社を一言で表現していただけますか?
四宮社長:難しいけど…「安心感」かな?1on1や壁打ちの話もたくさんしてきましたが、彰悟さんは僕の発した言葉に対して100%の否定がないんですよね。もちろんできないこともあるけど、「その目的なら、このやり方はどうですか?」って。どんなに無理難題であっても、きっとこれから先も無下にされることはないんだろうなと思います。これからもよき相談相手としてよろしくお願いします!