みなさんこんにちは!ショーゴ(@sho_trip)です。
梅雨が明け、本格的に夏が到来しましたね。
皆さん季節の変わり目、体調は崩していませんでしょうか。
さて、今回はシリーズ『就活を始める前に知っておきたいコト』の第3弾として、そもそも就職するのか、起業するのか、その働き方の選択によるメリットとデメリットをまとめます。
それではどーぞ!
目次
- 就職する人・起業する人
- 就職・起業、それぞれのメリット・デメリット
- 【キャリアプラン】を意識した就活を
就職する人・起業する人
社会人としてのキャリアスタートとしては、大学や専門学校を出て、何らかの企業に入社するため就職活動をするのが一般的ではありますが、お金を稼ぎ暮らしていくことを考えたときに『就職』というのはあくまで1つの選択肢に過ぎず、中には自ら『起業』することを選ぶ人もいますよね。
では、実際のところ、
『就職』・『起業』を選ぶ人はそれぞれどれくらいいるんでしょうか。
■大学卒業後『就職』する人の割合
文部科学省の統計調査(H27年3月)によると、全国で大学を卒業した人数は約56.4万人。
内、正規雇用で就職する人は約41万人(72.6%)、進学が約6.9万人(12.2%)、進学も就職もしないが約7万人(12.4%)でした。
大学生のうち、約7割以上が就活を経て、就職しているということになります。
参照>
大学卒業者(H27年3月)
564,035人●進学
68,958人(12.2%)
●就職
409,759人(72.6%)・非正規21,148人(3.7%)
●短期雇用・進学も就職もしない
69,832人(12.4%)
●そのほか
15,535人(2.8%)文部科学省
学校基本調査ー平成27年度(確定値)結果の概要ー
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kihon/kekka/k_detail/1365622.htm
■『起業』を選択する人
では、進学も就職も選ばず、『起業』を選択した人はどれくらいかというと、調べてみると20歳~24歳で約12,000人というデータがありました。
年が少しずれているため、あくまで参考データとなりますが、大学卒業者の中で起業を選択する人の割合は【約2.15%】となります。
まだまだ学生時代~卒業後に起業する人の割合は低いことがわかりますね。
参照>
■全就業者 6642万人
■全起業者 513万8200人男性422万人 女性91.7万人
★20歳~24歳での起業者人数 12,100人
●男性 8,400人(全就業者の0.013% 全起業者の0.16% 起業男性の0.2%)
●女性 3,700人(全就業者の0.006% 全起業者の0.07% 起業女性の0.4%)
総務省統計局
平成24年就業構造基本調査の概要、結果等
男女、年齢階級別起業者数及び割合
http://www.stat.go.jp/data/shugyou/2012/index2.htm#kekka
就職・起業、それぞれのメリット・デメリット
会社に勤める『就職』と自身で事業を興す『起業』。
一般的には就職は『安定』、起業は『挑戦』といったイメージがあるかもしれませんが、実際のところそれぞれにメリットとデメリットがあります。
以下にまとめてみました。
【代表的なメリット】
■サラリーマン
⇒休日・収入面での安定、会社のお金・人脈などを使って大きな仕事ができる
●毎月安定した収入
●雇用保険による失業時の一時手当がある
●社会保険料を会社が半分負担
●会社の経費・備品・人脈を使って仕事に取り組める
■起業家
⇒すべて自分で決めることができる
●やりたいことを好きな時間に出来る
●やった分だけ自分の収入に出来る
●仕事で組む人も自分で選べる
【代表的なデメリット】
■サラリーマン
⇒働く場所・相手の制限、仕事の成果=収入ではない、時間的な拘束など
●仕事の成果が収入に反映されづらい
●出退勤などの時間が決まっている
●相手が上司であれば逆らいにくい
■起業家
⇒悪い結果もすべて自分で責任を取らなくてはならない
●収入が不安定
●事業失敗=全て自身の借金
●社会保険料や経費も全て自己負担
大きな違いは【自由度】と【責任の所在】ということですね。
【キャリアプラン】を意識した就活を
さて、ここまで『就職』 と『起業』それぞれのメリット・デメリットを見てきましたが、なぜこのことが就活を始める前に知っておいたほうがいいのでしょうか。
「自分にはそんな起業するような実力もないし、普通に就職するだけでしょ」
そう思うかもしれません。
でもそうだったとしても、それぞれの特性は意識したほうが良いです。
なぜなら、
●就活のゴールは内定をもらうことではない。ファーストキャリアを選択し、社会人としてスタートラインに立つまでの準備に過ぎない
●ファーストキャリアを決める際には未来の自分が『何をしたいか』『どうありたいか』から逆算して自身が『何を得たいのか』(経験・人脈・お金など)という軸を定めて動くべき
●日本においても今後は会社のカンバンより『自身のカンバン』(何が出来る人なのか)が重要となり、副業・複業といった『パラレルキャリア』志向が当たり前となる
●将来的に『起業』が選択肢に入るのであれば、1社目を選ぶ時点で「いつ頃起業したいか」など、そこをマイルストーンにして就活を進めたほうが良い
といった現実があるからです。
中には起業なんて考えず、
「結婚(出産)したら仕事辞めるつもりだからいいや」
という人もいるかもしれません。
でも、もし共働きが必要だと思っていたり、出産後育児がひと段落してまた仕事をしたいと考えているのであれば、同じように『自身が何が出来る人になりたいのか』を意識してみたほうが良いと思います。
なぜなら20年後には「作業的な仕事」はロボットに置き換わっている可能性も考えられるからです。
結婚や出産を機に一時退職や休業し、いざ戻ってこようとしたら『自分の席にロボットがいて戻る場所がない…』何てことも現実に起こり得る、ということです。
この点については次回詳しく掘り下げていきます。
いかがでしたでしょうか。
これから就活を始める方は「内定を取れればいいや」といった安易な就活をすることなく、最終的に自身がどう働きたいか、どういう毎日を過ごしていきたいかという『人生観』や少し長い目線での『キャリアプラン』に基づいて進めるのが良いかと思います。
参考になりましたら幸いです。
さて、次回のシリーズ『就活を始める前に知っておきたいコト』は【何歳まで働きますか】というテーマでお届けする予定です。
それでは今回はこの辺で。
Thank you for your time!
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